全国に店舗を展開する大手飲食チェーンの、自社採用サイトに対するSEO・AIO・MEOの支援事例です。

求人ページのSEOが未整備で、検索経由の応募が十分に集まっていませんでした。そこで、テクニカルSEOによる土台構築、求人向けSEO記事の制作、AIOとしてのよくある質問の整備、店舗のMEO(地図検索)の口コミ対策を実施しました。

その結果、1年間で求人向けSEO記事を25本制作し、検索エンジン経由の求人応募数が前年比175%増加しました。しかも求人ポータルサイト経由ではなく自社サイト経由で、アルバイト・正社員ともに応募が増えています。

大手飲食チェーンの自社採用サイト × テクニカルSEO・コンテンツSEO・AIO

事業内容:全国に店舗を展開する大手飲食チェーンの自社採用サイト

企業規模:大企業

サイト種別:自社採用サイト(求人サイト)

ご支援領域:テクニカルSEO/コンテンツSE/AIO対策/MEO対策

主な課題:求人ページのSEOが未整備で、検索経由の応募が集まっていなかった

ご支援期間:約1年

成果:1年間で求人向けSEO記事25本を制作し、検索エンジン経由の求人応募数が前年比175%増加



大手飲食チェーン採用サイトの事例実績サマリー

課題

求人ページのSEOが未整備で、検索経由での応募が十分に集まっていなかった。

求人は社名による指名流入が中心で、まだ自社を知らない層(非指名流入)を取りこぼしていた。

SEO記事制作のノウハウと、運営するリソースが社内に不足していた。

応募の多くが求人ポータルサイト経由で、媒体に依存した採用構造になっていた。

実施した施策

テクニカルSEOに最適化したカテゴリー・タイトル設計で、採用サイトの土台を構築した。

Pifteeが求人向けSEO記事を1年で25本制作した。

業界情報やキャリアアップ、社員インタビュー、働いた後のイメージなど、応募につながるコンテンツを制作した。

AIOとして、自社の優位性や独自の福利厚生など、よくある質問を具体的かつ大量に整備した。

店舗のMEO(地図検索)の口コミ対策を実施した。

成果

1年間で、検索エンジン経由の求人応募数が前年比175%増加した。

「業界名 × 求人関連キーワード」で上位表示できるようになり、非指名の新規応募者を獲得した。

求人ポータル経由ではなく自社サイト経由で、アルバイト・正社員ともに応募が増えた。





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求人は「指名流入」が中心。非指名で新規応募者を取りにいく

全国に店舗を展開する大手飲食チェーンの自社採用サイトです。支援開始時点では、求人ページのSEOが未整備で、検索からの応募が十分に集まっていませんでした。

採用サイトの集客には、特有の構造があります。流入の中心になりやすいのは、社名や店舗名で検索される指名流入です。一方で、求人や転職といったビッグキーワードは、Indeedや大手求人ポータルが圧倒的なドメインパワーで上位を占めており、自社サイトが真っ向から勝つのは現実的ではありません。

そこで狙ったのが、非指名流入です。求職者は「業界名や職種+エリア」「働き方や条件」といった、より具体的なキーワードで仕事を探します。

検索数の大きい言葉ではなく、こうした非指名のキーワードで見つけてもらう設計に変えれば、まだ自社を知らない新しい応募者層に届きます。ここに、取りこぼしていた伸びしろがありました。



施策①:テクニカルSEOで採用サイトの土台を作る

まず、SEOが未整備だった採用サイトの土台を、テクニカルSEOで作り直しました。

  • 求職者の検索に合わせて、カテゴリーやタイトルの設計をテクニカルSEOに最適化
  • 職種や条件ごとに、検索の受け皿となる求人ページの構造を整理
  • 求人ページに求人情報の構造化データ(JobPosting)を整備し、Googleしごと検索(求人検索枠)に自社の求人を直接表示できるようにする
  • 募集終了した求人ページの扱いを整理し、検索の評価を適切に保つ

とくにGoogleしごと検索への対応は、採用SEOの肝です。求人ポータルを経由せず、検索結果の求人枠に自社サイトの求人を直接出せるため、求職者をそのまま自社サイトへ呼び込めます。土台が整ったことで、この後のコンテンツ施策の効果も乗りやすくなりました。



施策②:求人向けSEO記事25本で、応募につながる情報を網羅する

土台のうえに、非指名流入を取りにいくコンテンツを積み上げました。ノウハウとリソースが社内に不足していたため、Pifteeが求人向けSEO記事を1年で25本制作しています。

  • その業界やチェーンで働くことに特化した、応募検討者が知りたい情報を網羅
  • 働いた後のイメージが具体的に湧く、1日の流れや仕事内容のコンテンツ
  • 実際に働く人の声を伝える社員インタビュー
  • キャリアアップや、業界で働く魅力を伝える業界情報のコンテンツ

ポイントは、社員インタビューのような一次情報を核にしたことです。実際に働く人のリアルな声は、その企業にしかない独自の情報であり、求職者の判断材料になると同時に、検索エンジンが重視する「経験」に基づくコンテンツとして評価されます。この積み上げにより、「業界名 × 求人関連キーワード」で上位表示できるようになりました。



施策③:AIOとして、よくある質問を具体的かつ大量に用意する

検索がAIに置き換わりつつある中で、求職者の疑問にAIが答える場面も増えています。そこでAIO(AI検索最適化)として、よくある質問を、具体的かつ大量に整備しました。

  • 自社で働く優位性や、他社にはない独自の福利厚生など、応募検討者が本当に知りたい疑問に的確に回答
  • 給与・シフト・働き方・キャリアなど、求職者がよく抱く疑問を細かく網羅
  • ひとつの大きなQ&Aではなく、具体的な質問に具体的に答える形で、数を揃える

よくある質問を具体的に積み上げることは、求職者の不安を解消して応募につなげるだけでなく、AIに引用されやすい形でもあります。自社の魅力や条件を、AIにも検索エンジンにも正しく伝わる形で言語化しておくことが、これからの採用では重要になります。



施策④:MEOの口コミ対策で、店舗起点の応募も取りこぼさない

多店舗を展開する飲食チェーンでは、店舗の地図検索(MEO)も採用の接点になります。「エリア名+職種」で検索した求職者は、地図に表示される店舗の情報や口コミを見て、応募するかどうかを判断するからです。

そこで、店舗のMEOの口コミ対策を実施しました。店舗の評価や口コミは、お客様としての印象だけでなく、そこで働くことのイメージにも直結します。地図検索からの導線を整えることで、エリアで仕事を探す求職者の応募を取りこぼさないようにしました。



成果:検索経由の応募が前年比175%増、しかも自社サイト経由で

これらの施策の結果、1年間で求人向けSEO記事を25本制作し、検索エンジン経由の求人応募数が前年比175%増加しました。

この成果で特に大きいのは、増えた応募が求人ポータル経由ではなく、自社サイト経由だったことです。求人ポータルは応募ごと・掲載ごとにコストがかかり、他社と比較もされやすい媒体です。

それに対して自社サイト経由の応募は、媒体費に左右されず積み上がる、採用の資産になります。「業界名 × 求人関連キーワード」で上位を取れるようになったことで、アルバイトも正社員も、自社サイトから直接応募が増えました。広告に依存しない、自走できる採用チャネルができたということです。



事例から言えること

求人ポータルへの掲載費が高騰し、採用が難しくなる中で、自社採用サイトを伸ばす重要性は高まっています。とくに店舗を多数展開するチェーンでは、次の考え方が有効です。

  • 求人や転職のビッグキーワードはポータルが強い。自社は「業界名・職種 × エリア」など非指名の具体的なキーワードで戦う。
  • テクニカルSEOで土台を整え、求人情報の構造化データ(JobPosting)でGoogleしごと検索に自社求人を直接出す。
  • 社員インタビューや働いた後のイメージなど、一次情報を核にした求人コンテンツを積み上げる。
  • AIOとして、自社の優位性や福利厚生に関するよくある質問を、具体的かつ大量に用意する。
  • 店舗のMEO・口コミ対策で、エリア検索からの応募も取りこぼさない。

これらを進めることで、ポータルに依存した採用から、自社サイトで応募が積み上がる採用へと、構造そのものを変えられる可能性があります。



よくある質問

Q
自社の採用サイトのSEOは、求人ポータルに頼るより効果がありますか?
A

長期的には効果が大きくなります。求人ポータルは応募ごと・掲載ごとに費用がかかり、他社とも比較されやすい媒体です。自社採用サイトをSEOで伸ばせば、媒体費に左右されずに応募が積み上がり、自社の魅力も深く伝えられます。本事例では、自社サイト経由の応募が前年比175%増加しました。

Q
求人は社名で検索されるのがメインですが、SEOで新規応募者は増やせますか?
A

増やせます。社名での指名検索だけでなく、「業界名・職種 × エリア」や働き方・条件といった非指名のキーワードで見つけてもらう設計にすることで、まだ自社を知らない層に届きます。本事例では、この非指名流入を取りにいくことで、新規応募者を獲得しました。

Q
店舗が多いチェーンの場合、採用SEOはどう設計すればよいですか?
A

求人ページのテクニカルSEOと構造化データ(JobPosting)でGoogleしごと検索に対応しつつ、エリア × 職種のキーワードを押さえ、店舗のMEO・口コミ対策を組み合わせるのが基本です。エリアで仕事を探す求職者に、地図検索と検索の両面から届けます。

Q
採用サイトのコンテンツは、何を作ればよいですか?
A

働いた後のイメージが湧く仕事内容や1日の流れ、実際に働く人の声を伝える社員インタビュー、業界やキャリアの情報、そして自社の優位性や福利厚生に関するよくある質問が有効です。社員インタビューのような一次情報は、独自性と信頼性につながります。

Q
アルバイトと正社員、両方の応募を増やせますか?
A

増やせます。雇用形態ごとに検索キーワードや求職者の関心が異なるため、それぞれに合わせたページとコンテンツを用意することがポイントです。本事例では、アルバイト・正社員ともに自社サイト経由の応募が増加しました。