関東で展開する大手のレディースクリニック(乳腺・婦人科・女性外来)のテクニカルSEOおよびコンテンツSEO支援事例です。
商圏が限られるため、ビッグキーワードでの上位表示ではなく「エリア × 診療」の掛け合わせで戦う方針のもと、テクニカルSEOの土台整備、EEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)の強化、医師による記事制作(月5本)を実施しました。
約1年の施策で、計測していたエリア × 診療の施策キーワード約200のうち、10位以内が24キーワードから152キーワードへ増加しました。
事業内容:関東で展開する大手のレディースクリニック(乳腺・婦人科・女性外来)
企業規模:大手
サイト種別:クリニックサイト(コーポレート型)
ご支援領域:テクニカルSEO/コンテンツSEO(医師による記事制作)
主な課題:商圏が限られる中でサイト全体の情報量が少ない
ご支援期間:約1年
成果:エリア × 診療の施策キーワード(約200KW)のうち、10位以内が24 → 152キーワードに増加(約6倍)
大手レディースクリニックの事例実績サマリー
商圏が限られるため、検索ボリュームの大きいビッグキーワードでの上位表示は現実的でなく、エリア × 診療の掛け合わせで戦う必要があった。
サイトには診察案内・院長紹介・アクセスマップなど基礎的なページしかなく、検索で評価される情報が不足していた。
医療YMYL領域で重要なEEATが弱く、とくに医師のプロフィール情報が薄かった。
エリア × 診療の施策キーワードを約200計測していたが、10位以内は24キーワードにとどまっていた。
診療科目・施術ごとの診療ページを新設し、エリア × 診療の受け皿を整えた。
URL構造・パンくずリスト・構造化データなど、テクニカルSEOの土台を整備した。
医師のプロフィールと監修体制を拡充し、EEATを強化した。
医師による記事を月5本のペースで継続制作し、一次情報を蓄積した。
約1年の施策で、10位以内の施策キーワードが24から152へ増加した。
ビッグキーワードに頼らず、エリア×診療で安定して上位を取れる集患基盤ができた。

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商圏が限られるクリニックが、エリア×診療で戦うべき理由
ご支援先は、関東で展開する大手のレディースクリニック(乳腺・婦人科・女性外来)です。来院されるのは、基本的にクリニックへ通える範囲に住む方や勤め先がある方に限られます。つまり、全国規模のビッグキーワードで1位を取っても、商圏の外にいる人には来院の動機がありません。
この場合に効くのは「エリア × 診療」の掛け合わせです。患者は「住んでいる地域名+診療科目」「最寄り駅+症状」といった形で検索することが多く、ここで見つけてもらえるかどうかが集患を左右します。検索ボリュームは小さくても、来院につながる確度の高い検索だからです。
そこで本プロジェクトでは、月間検索数の大きいキーワードを追うのではなく、エリア × 診療の面を取りにいく方針を最初に定めました。商圏に住む「まだこのクリニックを知らないが、近くで診てもらえる場所を探している人」に届けることを狙いとしています。
基礎ページしかなく、EEATも不足していた初期状態
支援開始時のサイトには、診察案内・院長紹介・アクセスマップといった基礎的なページしかありませんでした。来院を決めかけている人には足りても、検索で見つけてもらうための情報が圧倒的に不足している状態です。
加えて、医療はYMYL(健康やお金など人生に関わる領域)に該当し、検索エンジンはこの分野でEEATを強く重視します。誤った医療情報は健康被害につながりかねないため、誰が書いた情報か、その人に専門性があるかが評価の要になります。ところがこのサイトでは、診療の中心を担う医師のプロフィールが数行しかなく、専門性や経験が検索エンジンにもユーザーにも伝わっていませんでした。
実態を測るために、エリア × 診療の施策キーワードを約200洗い出して順位を計測したところ、10位以内に入っていたのは24キーワードのみ。狙うべき面のほとんどを取れていない、伸びしろの大きい状態だと分かりました。
施策①:診療ページの新設とテクニカルSEOで受け皿を整える
まず、基礎ページしかなかったサイトに、エリア × 診療で検索されたときに受け皿となる診療ページを新設し、テクニカルSEOの土台を整えました。主なものは次のとおりです。
- 診療科目・施術ごとの診療ページを新設し、症状・診療単位でエリア × 診療の検索に対応する受け皿を用意
- タイトル・見出し・メタディスクリプションに地域名と診療内容を適切に含め、各ページが何のページかを明確化
- パンくずリストと構造化データ(MedicalClinic/Physician/BreadcrumbList 等)を整備し、診療科・所在地・医師情報を検索エンジンに正確に伝える
- 内部リンクを設計し、関連する診療ページや医師ページへ自然に回遊できる導線を作る
- 医療系の検索は大半がスマートフォンからのため、モバイルでの表示と読みやすさを最適化
ここが整っていないと、この後のEEAT強化も記事制作も評価につながりにくくなります。受け皿を先に作るのが順番として重要でした。
施策②:医師のプロフィールと監修体制でEEATを強化する
YMYLである医療領域では、情報の出し手の信頼性がそのまま評価に直結します。そこで、薄かった医師情報を抜本的に作り直し、EEATを強化しました。
- 医師の経歴・保有資格・専門分野・所属学会を詳細に記載したプロフィールページを整備
- 各ページや記事に、執筆者または監修者の氏名・経歴・更新日を明示し、誰の責任で出している情報かを明確化
- 運営者情報や診療体制を整理し、サイト全体の信頼性を担保
- 医療広告ガイドラインを遵守し、誇大表現や断定的な効果の表現を避けた、正確で誠実な記載に統一
医師であれば誰でもよいわけではなく、その診療内容に専門性を持つ医師であることが伝わる形にしたのがポイントです。これにより、ページ単位でも、サイト全体でも、専門性と信頼性が検索エンジンとユーザーの双方に伝わるようになりました。
施策③:医師による記事を月5本、継続的に制作する
土台とEEATを整えたうえで、エリア × 診療の面を取りにいくコンテンツとして、医師による記事を月5本のペースで継続制作しました。
- 患者が実際に検索する症状や疑問、診療時によく聞かれる質問を起点にテーマを設計
- 医師が執筆または監修し、一次情報としての正確性と専門性を担保
- 専門用語は平易な言葉で補足し、患者が理解しやすい形で解説
- 公開後も順位や反応を見ながら、狙った検索意図に合うよう調整
記事を単発で増やすのではなく、エリア × 診療の検索ニーズを面として埋めていく設計にしたことで、1本ごとの記事が関連ページと結びつき、サイト全体の評価を押し上げる形を作りました。
成果:10位以内のキーワード数が24から152に増加
これら3本柱を約1年継続した結果、計測していたエリア×診療の施策キーワード約200のうち、10位以内が24キーワードから152キーワードへと増加しました。狙っていた面の大半を、検索結果の1ページ目で押さえられる状態になったということです。
重要なのは、伸びたのがビッグキーワードではなく、来院につながる確度の高いエリア×診療のキーワードだという点です。広告に頼らず、商圏内の「近くで診てもらえる場所を探している人」と自然検索で出会える集患基盤ができました。医療というYMYL領域で、EEATを土台に積み上げた成果のため、短期的なものではなく中長期で効き続ける資産になります。

事例から言えること
商圏が限られる店舗型・地域密着型のビジネスでは、ビッグキーワードを狙うより、エリア × サービスの掛け合わせで面を取るほうが成果につながりやすい傾向があります。とくに医療や士業のようなYMYL領域では、次の条件がそろうサイトに伸びしろがあります。
- 基礎的なページしかなく、検索で見つけてもらうための情報が不足している
- 院長や担当者の専門性・経歴がサイトにほとんど書かれていない
- 地域名と診療・サービスを掛け合わせた検索で、上位を取れていない
こうしたサイトは、テクニカルSEOで受け皿を整え、EEATを強化し、専門家による一次情報を継続的に積み上げることで、流入と集客の構造が大きく変わる可能性があります。
よくある質問
- Q商圏が限られるクリニックでも、SEOで集患は増やせますか?
- A
はい。むしろ商圏が限られる場合こそ、エリア×診療の掛け合わせが有効です。検索ボリュームは小さくても来院につながる確度が高く、本事例では約1年でエリア×診療の10位以内キーワードが24から152へ増加しました。
- Qビッグキーワードで上位を取れなくても効果はありますか?
- A
あります。来院は商圏内の方が中心になるため、ビッグキーワードよりも「地域名+診療科目」「最寄り駅+症状」といったエリア×診療の検索で見つけてもらうほうが集患に直結します。本事例も、この面を取りにいく方針で成果を出しました。
- Q医療のようなYMYL領域で検索評価を高めるには、何が重要ですか?
- A
EEAT(経験・専門性・権威性・信頼性)の強化が中心になります。具体的には、医師の経歴・資格・専門分野・所属学会を明示したプロフィールの整備、執筆者・監修者・更新日の明記、医療広告ガイドラインを遵守した正確な記載です。
- Q記事は医師本人が書く必要がありますか?
- A
執筆そのものは医療ライターが担い、医師が監修する体制でもEEATは担保できます。重要なのは、監修医師の氏名・経歴・所属・資格を明記し、監修のプロセスが仕組みとして回ることです。本事例では医師による記事を月5本のペースで継続しました。
- Q成果が出るまで、どれくらいの期間がかかりますか?
- A
医療YMYL領域は信頼性の積み上げに時間がかかるため、中長期での取り組みが基本です。本事例では、約1年かけて10位以内の施策キーワードが24から152へ増加しました。
